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災害時における男女共同参画センター等の相互支援ネットワーク(相互支援ネット)について

背景

2011年に起こった東日本大震災時、被災地の男女共同参画センターでは、より困難を蒙りやすい女性や子どもなどへの直接的な支援、必要な情報を届ける広報・啓発活動、DVや女性の悩み相談の開設、雇用創出など復興支援につながる活動を行いました。また被災地外の男女共同参画センターでは被災地からの情報や要請を受けながら、募金や物資の調達・提供、女性相談窓口への相談員の派遣などを行いました。

相互支援ネットとは

この経験から大規模災害時に、全国の男女共同参画センター同士が互いに支え合う仕組み作りが不可欠であるという認識のもと、2015年に全国女性会館協議会が構築した仕組みのことです。この仕組みのひとつである情報交換できるHPを利用することで男女共同参画センターが平時の男女共同参画事業で培った専門性を発揮し、見過ごされがちな女性や子どもへの支援(物資、人、情報等の調達・提供)などの役割を果たすことが可能になります。

概要

相互支援ネットは、男女センター、男女共同参画所管課を結ぶ全国ネットワークです。
大規模災害発生時だけでなく、平常時においても、情報交換などを通じて、つながりを促進します。
相互支援ネットに登録していただいた場合、以下の情報を提供します。

①大規模災害発生時

  • 全国女性会館協議会事務局が被災地と被災地外を結んで、支援ニーズと支援リソースをマッチングします。
  • 被災地の状況や女性のニーズ等について、リアルタイムで情報の発信、共有を行います。登録ユーザー限定で、オンラインならではの迅速な対応が可能です。
  • 被災地の男女センターが男女共同参画の視点からの災害対応が行えるように、必要に応じて専門家の派遣や助言を行います。

②平常時

男女共同参画の視点からの防災・災害対応に役立つ情報を共有するためのネットワークとして活用します。全国女性会館協議会事務局では、以下の情報を収集して、相互支援ネットにアップしていきます。

  • 災害対応に係る各種資料の閲覧とダウンロードでの提供
  • 避難所等に掲示するポスター作製のための見本